子どもを産んでから買うようになったもののひとつに絵本がある。赤ちゃんの頃はオノマトペの絵本をよく買っていたが、猫を飼っていることと私が猫好きなことが影響して猫の絵本を選ぶようになった。
子どもも猫が好きで、そこそこ増えてきたのでおすすめの猫の絵本を布教したいと思う。
大人でも楽しめる絵本をチョイスしたので、猫好きな大人にもおすすめものとなっている。
猫好きにおすすめの絵本
ネコヅメのよる
出典:『ネコヅメのよる』©町田尚子/岩崎書店
『ネコヅメのよる』は岩崎書店から発行されている町田尚子先生の作品。
とある夜に、たくさんの猫たちが集まって夜空に浮かぶとある物を見に行く話となっている。
主人公の猫は町田先生の飼っていらっしゃる猫がモデルとのことで、とてもリアルな猫の可愛さが描かれている。内容も、猫の持つミステリアスな雰囲気を存分に使っていて、人目のない夜の猫の行動が面白い!
よく、空き地や公園などで猫が集まっているのを見かけては、「あ、猫の集会だ」とか思って見ていたけれど、本当はコレを見るために集まっていたのかなと思わせてくれて、読んだあとも楽しめる。
たくさんの猫達が集まっているシーンは多種多様な柄の猫たちが描かれていて、大変眼福!
私のお気に入りシーンは主人公猫の顔のドアップ。
出典:『ネコヅメのよる』©町田尚子/岩崎書店
全体的に気持ちよさそうな毛並みとひげ袋のふわふわ感、透き通った瞳が本当に可愛くてツボ。鼻と口の下の部分がうっすらピンク色なのもポイントが高い!
夜の猫が何をしているのか、気になる人におすすめ!
ねことねこ
出典:『ねことねこ』©町田尚子/こぐま社
『ねことねこ』はこぐま社から発行されている町田尚子先生の作品。
『ネコヅメのよる』と同じ作者で、猫の絵がリアルテイストで、とても可愛いものとなっている。
ストーリー性はなく、同じページに描かれた猫たちの同じところを探したり、兄弟猫の模様を見比べたりと、見て楽しむ絵本となっている。
尻尾が長い猫や短い猫、眉毛みたいな模様の猫や、足の裏が黒い猫など猫好きなら一匹はツボにハマる子がいると思う。
私のお気に入りは足に裏が真っ黒な子!肉球も黒いとなおよし!
出典:『ねことねこ』©町田尚子/こぐま社
どんな足の裏も可愛いのだけれど、私は真っ黒な子に心を乱されてしまう!
うちの子も足の裏真っ黒子なので、愛でております。
ストーリー性がないから、小さな子どもでも楽しめるので赤ちゃんにもおすすめ!
ねこのラーメンやさん
出典:『ねこのラーメンやさん』©KORIRI/金の星社
『ねこのラーメンやさん』は金の星社から発行されているKORIRI先生の作品。
町で人気のラーメン屋さんの店長・マオさんがラーメンスープの仕込みをしたり、ラーメンを作ったりする話となっている。
ストーリーもマオさんのコミカルな性格やラーメンをなかなか食べようとしないお客さんの猫あるあるな描写が面白く、かつおぶしラーメンが美味しそうで読んでいてお腹が減ってしまう!
そして、たまらないのが猫の顔!!もちっとした頬、髭袋、顎、なにより首周りのもちもちが最高なのだ!
ほっぺたをたぷたぷと下から持ち上げたくなるようなデザインで、とても癒やされる…。そして、へちゃむくれというのか、顔のパーツがむちょっとなっているのも可愛い。
出典:『ねこのラーメンやさん』©KORIRI/金の星社
背景の作画からもこだわりが感じらるので、小物ひとつひとつもきちんと見て欲しい作品。
猫とラーメンが好きな人はハマること間違いなし!
どろうぼうねこのおやぶんさん
出典:『どろぼうねこのおやぶんさん』©文・小松甲尚、絵・かのうかりん/文芸社
『どろぼうねこのおやぶんさん』は文芸社から発行されている文・小松甲尚先生、絵・かのうかりん先生の作品。
とある商店街のさかな屋さんの常連であるどろぼうねこのおやぶんさんは、天気予報からの情報で、住んでいる街にさんまやサバが降ってくることを知る。さかな屋さんは空から魚が降ってきては商売にならないと悩み、どろぼうねこのおやぶんさんに相談するが…?
やわらかい絵で展開される、ちょっぴりファンタジーな内容に癒やされる作品となっている。
とにかくどろぼうねこおやぶんさんが可愛い!おやぶんというだけあって、凛々しい顔つきで、手足もがっしりと太くて、毛並みもほわほわで「親分!」という雰囲気がたまらない!
子分たちもみんな治安の悪い顔をしていて、人相(猫相?)の悪い子が好きな人には刺さると思う。
私のお気に入りは親分さんのきんちゃまが映っているところ。
出典:『どろぼうねこのおやぶんさん』©文・小松甲尚、絵・かのうかりん/文芸社
猫のきんちゃまは至高なのです。
ストーリー性がある内容なので、ある程度理解ができるようになる2歳以降の子どもにおすすめ!
まとめ
リアルテイストな猫の絵が好きで、思わずもふりたくなってしまうものを買ってしまう。
ねこのおやぶんは家で買っている猫のおじいちゃん猫に顔や柄がそっくりで、思わず笑ってしまった。
飼っている子や身近な子にそっくりな猫が出ると、なんだか嬉しくなってしまうのは、あるあるだと勝手に思っている。
猫好きなら読んで楽しめると思うので、機会があれば読んでみてほしい。癒やされること間違いなし。