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衝撃の結末を迎える芋虫の謎に迫りたい!ゲーム『ホロウナイト』の芋虫の解説・考察

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『ホロウナイト』は可愛い絵柄にダークな世界観が魅力で、多くを語らずにフレーバーテキストや登場キャラのセリフから詳細を考察していくのが、楽しい作品だ。

続編の開発が続いているという情報も来たので、『ホロウナイト』のあれこれの考察や解説をしてみようかなと思いたったので書いていく。

今回は、可愛いけどラストが衝撃的な芋虫についてまとめる。ゲーム内のネタバレを含むので、プレイ済み推奨。

芋虫について

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出典:『Hollow Knight』 ©Team Cherry

『ホロウナイト』の芋虫はやり込み要素のような感じで、各地に瓶に捕らわれている芋虫たちを見つけて、おじいちゃん芋虫のところに返すというものだ、

全部で46匹いて、一定数の芋虫を見つけるごとにおじいちゃん芋虫から謝礼を貰うことができる。ジオやチャームなどくれるので、積極的に集めたプレイヤーも多いことと思う。

芋虫の声が聞こえたら周囲の隠し通路を探したりと、探索が楽しくなる要素で、収集癖のある私はワクワクしながら集めていた。

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出典:『Hollow Knight』 ©Team Cherry

救出された芋虫がお家にいる姿が可愛らしくて、初見プレイ時は何もなくても遊びに行っていたのは私だけだろうか?

46匹集めると…

とても愛らしい芋虫だが、46匹集めると衝撃的なことが起こる。芋虫の部屋に行くと、お家は空っぽで、おじいちゃん芋虫のお腹が異様に膨らんだ状態になっている。

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出典:『Hollow Knight』 ©Team Cherry

芋虫の子どもたちをおじいちゃん芋虫が食べた」と、多くのプレイヤーがショックを受けたと思われる。

苦労して集めた可愛い芋虫たちが、食べられて終わりだなんて…。

私は初見で動揺し過ぎて、思わずおじいちゃん芋虫に斬り掛かってしまった。ダメージ判定ないので無駄なのだけれど。

夢見の釘を使うと

出典:『Hollow Knight』 ©Team Cherry

お腹の膨れたおじいちゃん芋虫に、相手の心の声を聞くことができる夢見の釘を使うと「楽しい」という言葉を繰り返す。

初見で聞くと「何が楽しいんじゃ!?こちとらショックでどうになかなるわ!」と怒りが湧いてくるのだが、この声が実はおじいちゃん芋虫ではないかもしれないという話がある。

これについては、下記の項目で詳細を書く。

芋虫たちは実は生きている

一見、おじいちゃん芋虫に食べられたことで死んでしまったように見える芋虫たちだが、私は生存している説を押したい。

先ほど、夢見の釘で聞こえる「楽しい」はおじいちゃん芋虫以外の声である可能性があると書いたが、これはお腹の中にいる芋虫の声である説があるのだ。

この話は、別の方の記事で読んだのだが、その視点はなかったと目から鱗が落ちた。

「楽しい」という言葉が芋虫のものならば、おじいちゃん芋虫のお腹の中で生きていると仮定することができる。

また、46匹集めた報酬で貰えるチャームの名前は「成虫の哀歌」となっていて、無事に芋虫たちは成虫になれたと考えることもできる。

チャームのデザインをよく見ると、芋虫の体から羽が生えている。ホロウナイトの芋虫は蝶になるといった変態をせず、羽が生えた姿が成虫である模様。

また、チャームのフレーバーテキストに「次の成長段階を迎えた幼虫たちの、感謝の気持ちが込められたチャーム。」と書かれている。

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出典:『Hollow Knight』 ©Team Cherry

このフレーバーテキストには「幼虫たち」とあるので、助けた芋虫たちを指していると思われる。

次の成長段階ともあるので、やはりお腹の中で生きていると考えられる。そして、成虫になるためには栄養が必要なはずである。

グロテスクな話になるが、おじいちゃん芋虫を体内から食べて糧にすることで、成虫になるのだろう。

そもそも芋虫は助けられた際に、喜んでおじいちゃん芋虫の元に帰っている。食べられるとわかっていて、喜んで戻る生き物はいないだろうと考える。

哀歌は何を指しているのか

チャーム「成虫の哀歌」の哀歌とは何を指しているのか気になった。

なぜなら、哀歌は悲しみを歌った歌を指すのに、フレーバーテキストには感謝の気持ちと全く異なることが書かれている。

感謝の気持ちは、助けてくれた主人公へのものだとして、哀歌は何に向けられたものなのか。

自分の体を糧として差し出してくれたおじいちゃん芋虫を想ったものなのかと考えられるが、夢見の釘の声が芋虫の物だと仮定するならば、合わないように思える。

何に向けた哀歌なのか、いまいち謎のままである。どこかにヒントがあるかもしれないので、ホロウネストを探索して、ヒントを探し続けてみようと思う。

芋虫が捕まっていた理由

出典:『Hollow Knight』 ©Team Cherry

芋虫は愛の塔に住んでいる収集者の手によって捕まっていた。

収集者は神々の間の石像いわく「陽気な守り神」とのことで、夢見の釘を当てると「愛しきもの!ついに守られた!守らなくては!きみのための安全な場所!きみの!きみの!」と言う。

守り神ということで、芋虫をなんらかの脅威から守ろうという気持ちが強いようだが、芋虫はなんの脅威にさらされているのか。

おじいちゃん芋虫が食べられないように守っているのか?しかし、それならばおじいちゃん芋虫を閉じ込めたほうが安全であると考えられる。

愛の塔の隠し部屋には子供芋虫の壁画が存在している。周囲の図の解読できないが、芋虫を重要視していることが伝わる。

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出典:『Hollow Knight』 ©Team Cherry

瓶が一緒に描かれていることから、この図を描いたのは収集者である可能性がある。

おじいちゃん芋虫はスルーされているので子供芋虫はなんらかの可能性を秘めた存在で、守らなければならないと思われているのか、他者に何らかの利益を与える体をしているのか。

情報がイマイチ少ないのがなぁ…。

探索頑張ろう。

まとめ

『ホロウナイト』は詳細が伏せられていて、考察するのが楽しいのだが、ヒントが少ない気もする。

それもまた、想像力を掻き立てられるので楽しいのだけれどね。

助産師などのキャラも掘り下げてみたいので、時間ができ次第書いていこうかな。

もし、「ここはこういう意味なのかも」と思った人はコメントなどで教えていただけたら嬉しいです。考察系は色んな人の意見を聞くのも醍醐味のひとつだと思っているので。