赤身は趣味に忠実

趣味に忠実。オススメのアニメ、マンガ、ゲームの紹介や日記など

大奥に渦巻く女たちの情念…劇場版『モノノ怪〜唐傘〜』あらすじと魅力を紹介

f:id:kurururu96107:20241206215546j:image

2024年7月26日に公開された劇場版『モノノ怪〜唐傘〜』がついについにサブスク解禁!

Netflixにて2024年11月28日から配信されたので、やっとやっと視聴することができた!

本当に素敵な出来になっていて、感動したので布教のために「まだ見てない」、「気になっている」という人に向けてあらすじと魅力を伝えていこうと思う。

モノノ怪〜唐傘〜』のあらすじ

男子禁制の政府機関・大奥。そこに才色兼備の女性・アサと天真爛漫な女性・カメが新人女中としてやってきた。性格は正反対であった2人だが、意気投合し距離を縮めていった。

しかし、大奥での務めは厳しく、ルールや人間関係に翻弄されてしまう。さらには妙なことも起こり始めて…。

そこに、退魔の剣を携えた男・薬売りが大奥で起こる怪現象の元凶・モノノ怪を斬るために大奥へとやってきた。

モノノ怪〜唐傘〜』魅力

新しい「薬売り」

f:id:kurururu96107:20241205162342j:image

出典:『モノノ怪〜唐傘〜』©ツインエンジン

元々『モノノ怪』は2007年にノイタミナ枠で放送されていたTVアニメで、根強いファンを多く持つ作品。主人公である薬売りさんも人気のあるキャラである。

しかし、今作はTVシリーズモノノ怪』に登場する薬売りさんとは違う「薬売り」が主人公となっている。

そのため、デザインが異なっており、前薬売りさんとは違って、顔つきがやや幼く、メイクや衣装も新しく、とても新鮮。

性格も違い、前薬売りさんはモノノ怪に寄り添って真、理を暴き、人前で晒すといったスタンスであったが、今回の薬売りさんはモノノ怪に寄り添いつつ人にも寄り添うといった性格。

また、「動」を意識した言動が多く、とても積極的に見える。表情も豊かで愛嬌を感じる。

TVシリーズを知っている方は新鮮さを、知らない人はいうミステリアスかつ愛嬌のある「薬売り」というキャラを楽しめるようになっている。

物語を彩るキャラたち

f:id:kurururu96107:20241205162832j:image

出典:『モノノ怪〜唐傘〜』©ツインエンジン

主要人物のアサとカメの関係性、大奥を統べる女性・歌山のお務めへの姿勢など、女性キャラそれぞれが物語に欠かせない要素を背負って彩っているので愛着が湧く。

そして、それぞれのキャラは共通して「大事な物を捨てる」という大奥の決まりによって、大事な物を自らの手で捨てている。

大事な物を捨てた結果、それぞれの女性の中にどんな情念が渦巻いているのか。その情念がどう物語に絡むのか、キャラたちの心情に注目して見て欲しい。

社会的合理性と個人的合理性

f:id:kurururu96107:20241205163301j:image

出典:『モノノ怪〜唐傘〜』©ツインエンジン

大奥とは天子様の子どもを身籠るために各地から集められた女性たちが暮らす宮であり、後宮ともいう。

男子禁制であり、女性のみで生活をする。様々な役職があり、大奥に住まう女性たちは大奥の繁栄、永続、そして務めを全うするように躾けられる。

外からは隔絶されているため、ひとつの社会として独自のルールがあり、それらに則って生活をしていく。

その独自のルールには大奥に入りたての新人は「大事な物を捨てる」というものがあり、アサとカメもその洗礼を受ける。

はじめに外から持ってきた大事な物を捨てさせることで、集団に溶け込ませて「大奥」という社会の歯車にする。

この歯車に属するのか、それとも…。

今回のテーマに「合成の誤謬(ごびゅう)」が含まれていると監督は語っていた。

個人の視点では良いと思われる行動であっても、社会すべてで同じ行動をしたとき、必ずしもそれが良い結果になるとは限らないという意味を持つ言葉である。

アサとカメの二人の大奥での在り方と、歌山の大奥の繁栄への覚悟と務めの在り方など、個人の視点で見たときと、大奥全体で見たときとで印象が変わるので、いろいろな角度から楽しめる。

華やかな世界の裏に潜む情念

f:id:kurururu96107:20241205164036j:image

出典:『モノノ怪〜唐傘〜』©ツインエンジン

大奥は外観も宮内も華やかな雰囲気で、豪華絢爛といったデザインだ。とても鮮やかで美しいが、背景のデザインにはそこに住まう女性たちの情念が読み取れるようになっている。

特に女中の北川、麦谷というキャラの部屋はとても分かり易く、汲み取りやすいので部屋の背景にも注目してみてほしい。

それ以外にも、背景には多くの小ネタが仕込まれているので、探してみたり考察してみるのも楽しいと思う。

まとめ

今回の舞台は「大奥」。大奥といえば、ドラマのイメージが強い人もいるのではないだろうか。私は、大奥のイメージは「女の人がいっぱいいる」程度のもので、具体的なことは知らなかった。

しかし、大奥を知らなくても、ある程度の説明があるので理解できなくて楽しめないということはなかった。むしろ、いろいろ勉強できてとても楽しかった。

TVシリーズからずっと好きな作品だったので、新しい物語が供給されて本当に嬉しい。

TVシリーズの雰囲気を踏襲しつつ、現代に合わせたストーリーとキャラは新鮮で、次作『火鼠』への期待が高まる。

古参ファンも新規の人も楽しめること間違いなしの作品なので、色んな人に見て欲しい!

次はキャラ一人一人の深掘り考察もしてみたいな。時間があったら書いていこうと思う。

 

映画のほかにもコミック版、小説版と展開されているので、読んでみるともっと『モノノ怪』の世界観に浸れるのでおすすめ。

 

 

TVシリーズモノノ怪』については以下の記事も書いているので、よろしかったらどうぞ!

kurururu96107.hatenablog.com

 

kurururu96107.hatenablog.com

 

kurururu96107.hatenablog.com

 

kurururu96107.hatenablog.com